ドローンの購入を検討していれば、DJIというメーカーを一度は耳にするでしょう。
実際のところ、DJIは世界のドローン市場シェアの7割程度を握る、ドローン界のグローバルリーダーといえるメーカーです。
本記事では、個人での空撮にチャレンジしてみたいと考えているドローン初心者の方向け。
DJI製を選ぶべき3つの理由を紹介します。また、DJIドローンの中でも特におすすめの機体4つを紹介します。
ドローン初心者の方はDJI製一択!
私のように天邪鬼な方は、このように考えるかもしれません。
多機能で使いやすいのに、低価格
DJIの機体はとにかく機能が洗練されていて、かつ使いやすいものばかりです。
クイックショット・・・自動で撮影・編集をおこなってドラマチックな映像を作る
RTH(Return To Home)・・・バッテリー切れや通信切れを感知し、自動でホームポイントにもどってくる
APAS・・・障害物を認識し、自動で避けながら飛行する
アプリの作り込みもすばらしくて、直感的に操作ができるようになっています。
最近は、他メーカーの機体でもDJIと同じような機能が使えるようになってきていますが、DJIのものがもっとも使いやすいと感じます。
人によって「低価格、安い」の基準は違うと思いますが、性能と照らし合わせて納得感のある価格だと思います。
アフターサポートが充実
DJIには日本国内にメーカーの拠点があります。
特にアフターサポートセンターがあるのは大きな強みです。海外製品ではありますが、日本語でのサポートを受けることができます。
また正規代理店も多く存在し、オフラインでのサポートも受けやすいのです。近くに実店舗があれば、ぜひ一度訪れてみてください。
さらには、他メーカーの製品と比べて、インターネット上に情報があることも多いです。試しに「〇〇(メーカー名) ドローン 故障」といったキーワードで検索してみてください。
つまり、何か困ったことがあったときに解決策が得やすいのです。
DJI以外のメーカーはというと、そもそも日本国内にメーカーの拠点がなかったり、問い合わせを行っても回答に時間がかかったり、トラブルをスムーズに解決できる手段がない場合もあります。
性能や価格に意識が行きがちですが、使い始めて差が出るポイントではありますので注意してください。
飛行制限空域でのフライト申請が楽
現在日本では、航空法でドローンの飛行が規制されている空域があります。
この空域でドローンを飛行させるには、国土交通省への申請が必要となります。
DJI製の機体はそのほとんどが、申請書類の一部を省略できるようになっています。つまり、申請がかなりラクなのです。
資料の一部を省略することができる無人航空機(2021年12月1日1日現在)
上記に該当しないDJI製以外の機体だと、まずは機体の情報を登録する必要があります。ここでかなりの時間を要したり、場合によっては申請が通らないなんてこともあります。
DJI製であれば約2週間ほどで審査が完了するのに対し、DJI以外であれば1か月以上かかったと聞く例が多いです。
意外な落とし穴になることがありますので、注意してください。
DJIドローンはどのように選び分ける?
DJI製ドローンのメリットをお伝えしたところで、実際のラインナップから機体を選択する上で考慮すべきポイントは以下の2つです。
・ドローンで実現したいことは何か?
・アクセサリー類を含めた価格が予算に合うか?
ドローンで実現したいことは何か?
この観点がもっとも大事だと思います。言い換えるなら、なんのためにドローンを買うのか?です。
例えば以下のような例があると思います。
→旅行先で飛行させやすいように、軽くてカメラ性能の優れた機体がおすすめ
→軽量かつカメラ性能もそこそこで、飛行の安定感が抜群な機体がおすすめ
→自動追従機能付きで、強風にもある程度耐えられる機体がおすすめ
→室内でも飛行させやすい小型な機体がおすすめ
目的を細かく分けて考えると、満足できる選択になると思います。
アクセサリー類を含めた価格が予算に合うか?
もちろん価格も選ぶ基準にはなると思います。
ドローン撮影をする場合、機体と送信機(コントローラー)の他にも、バッテリーや充電器、SDカードなど必要なものがいくつかあります。つまり、機体の価格だけではなく付属品の価格も考慮する必要があります。
DJIのドローンには、コンボセットと呼ばれるものが存在します。予備バッテリーや充電器、キャリーバッグなどの付属品がワンパッケージになっているもので、それぞれを単品で買うよりもかなりお得ですので、選択肢に入れてみてください。
なお、初級者だから安くて小型な機体を選ぶ、というのはある意味合理的ではありますが、グレードの高い機体の方が飛行の安全性が高いため、自分自身のスキルに合わせて選ぶという考えは適切ではない場合もあります。
DJIドローンのラインナップ
DJIドローンには大きく分けて4つのラインナップがあります。
【超初級者向け】Tello
・スマホやタブレットのみで操作でき、子どもから大人まで楽しめる!
・高精度なセンサーで、ピタッとホバリング
・写真も動画も撮影できる
・プログラミングの学習もできる!
Tello | |
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価格(税込) | 通常版:12,980円 Boost Combo(ブーストコンボ):19,250円 |
機体重量 | 80g |
サイズ | 98×92.5×41 mm |
最大飛行距離 | 100m |
最大飛行高度 | 30m |
最大飛行時間 | 13分 |
静止画解像度 | 500万画素 |
動画解像度 | 720P(HD)/30fps |
EIS(電子式映像ブレ補正) | あり |
【初級〜中級者向け】DJI Mini 2、Mavic Mini
・3軸ジンバル付きカメラ搭載で映像にブレがでない
・クイックショットでプロ級の映像を撮れる
・RTH機能付きで自動帰還できる
DJI Mini 2 | Mavic Mini | |
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価格(税込) | 通常版:59,400円 Fly More Combo:79,200円 |
通常版:46,200円 Fly More Combo:59,400円 |
重量(機体+バッテリー) | 199g | 199g |
サイズ | 折りたたんだ状態:138×81×57 mm (L×W×H) 展開時:159×202×55 mm (L×W×H) 展開時(プロペラあり):245×289×55 mm (L×W×H) |
折りたたんだ状態:140×81×57 mm (L×W×H)
展開時:159×202×55 mm (L×W×H) 展開時(プロペラあり):245×289×55 mm (L×W×H) |
最大伝送距離 | 6km | 2km |
最大飛行時間 | 18分 | 18分 |
最大風圧抵抗 | 8.5-10.5 m/s | 8 m/s |
静止画解像度 | 1200万画素 | 1200万画素 |
動画解像度 |
4K: 3840×2160 @ 24/25/30fps
2.7K: 2720×1530 @ 24/25/30/48/50/60fps FHD: 1920×1080 @ 24/25/30/48/50/60fps |
2.7K:2720×1530 24/25/30 p
FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60 p |
焦点距離(35 mm判換算) | 24 mm | 24 mm |
絞り値 | F2.8 | F2.8 |
カメラジンバル | 3軸ジンバル | 3軸ジンバル |
バッテリー |
1065 mAh
LiPo 2S 48.9g |
1100mAh LiPo 2S 50g |
【初級〜中級者向け】DJI Air 2S、Mavic Air 2
・カメラセンサーが大型で、さらに美しい映像になる
・アクティブトラック可能、
・障害物センサー搭載で、より安全にフライトできる!
DJI Air 2S | Mavic Air 2 | |
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価格(税込) | 通常版:119,900円 Fly More Combo:165,000円(DJI Care Refresh付き) |
通常版:105,600円 Fly More Combo:132,000円 |
機体重量 |
595 g
|
570g |
サイズ |
折りたたんだ状態:
180×97×77 mm(長さ×幅×高さ) 展開時: 183×253×77 mm(長さ×幅×高さ) |
折りたたんだ状態:
180×97×84 mm(長さ×幅×高さ) 展開時: 183×253×77 mm(長さ×幅×高さ) |
最大飛行距離 | 8km | 6km |
最大飛行時間 | 31分 | 34分 |
最大風圧抵抗 | 10.7 m/s | 8.5-10.5 m/s |
静止画解像度 | 2000万画素 | 1200万画素/4800万画素 |
動画解像度 | 5.4K:5472×3078 @ 24/25/30 fps 4K Ultra HD:3840×2160 @ 24/25/30/48/50/60 fps 2.7K:2688×1512 @ 24/25/30/48/50/60 fps FHD:1920×1080 @ 24/25/30/48/50/60/120 fps |
4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30/48/50/60 fps
2.7K:2688×1512 24/25/30/48/50/60 fps FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120/240 fps 4K Ultra HD HDR:3840×2160 24/25/30 fps 2.7K HDR:2688×1512 24/25/30 fps FHD HDR:1920×1080 24/25/30 fps |
焦点距離 | 22mm | 24mm |
絞り値 | F2.8 | F2.8 |
カメラジンバル | 3軸ジンバル | 3軸ジンバル |
バッテリー | 3500 mAh LiPo 3S 198g |
3500 mAh LiPo 3S 198g |
【中級〜上級者向け】Mavic 3
・4/3インチの大型センサーカメラと望遠カメラを搭載し、風景撮影での臨場感モリモリ!
・カメラブランドHasselbladの自動色調整機能により、色味の調整不要!
・全方向障害物センサー搭載で、超安全にフライト!
DJI Mavic 3 | |
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価格(税込) | 通常版:253,000円 Fly More Combo:341,000円 |
機体重量 | 895g |
サイズ |
折りたたみ時(プロペラなし)
221×96.3×90.3 mm(長さ×幅×高さ) 展開時(プロペラなし) 347.5×283×107.7 mm(長さ×幅×高さ) |
最大飛行距離 | 8km |
最大飛行時間 | 46分 |
最大風速抵抗 |
12 m/s
|
静止画解像度 Hasselbladカメラ/望遠カメラ | 2000万画素/1200万画素 |
動画解像度 Hasselbladカメラ/望遠カメラ | 5.1K:5120×2700@24/25/30/48/50fps DCI 4K:4096×2160@24/25/30/48/50/60/120*fps 4K:3840×2160@24/25/30/48/50/60/120*fps FHD:1920×1080p@24/25/30/48/50/60/120*/200*fps * 録画フレームレートです。動画はスローモーション動画として再生されます。 |
焦点距離 Hasselbladカメラ/望遠カメラ | 24mm/162mm |
絞り値 Hasselbladカメラ/望遠カメラ | F2.8-F11/F4.4 |
カメラジンバル | 3軸ジンバル |
バッテリー |
5000 mAh
LiPo 4S 335.5 g |
DJIドローンはとにかく使いやすい!
DJIのドローンは、「多機能で使いやすく、価格が安い」「アフターサポートが充実」「飛行申請が楽」という3つの理由で初心者の方には特にオススメです。
今回紹介した4機種から、ドローンで実現したいことや予算に合わせて、もっとも理想に近いものを選んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。