DJIの新製品についてのリーク情報がささやかれていましたが、ついに2023年9月19日に、DJI公式からティーザーが公開されました。 ほら、超ビッグな存在感 2023年9月25日 日本時間 22:00に情報解禁🔥 […]
Mavic 3が発表されて約半年が経過し、DJIの新製品のうわさがささやかれています。
ここでは、すでにリークされている情報をまとめるとともに、現行の機種との比較を紹介していきます。
次に発売される新製品は?
Mini 2の後継機となる可能性が高い
毎度DJI製品の情報をいち早くキャッチして発信している情報元によると、次の新製品はDJI Mini 2の後継機になる可能性が高いようです。
製品名がどうなるかは不明ですが、ここからは便宜的にMini 3と呼んでいくことにします。
Mini 3はどんな製品になる?
製品の外観は?
Maximum speed 16 m/s.
Maximum flying altitude 4000 metres.
64 minutes charging time for 34 minutes flying time.
Wi-Fi enabled.
48MP RAW photos and 4K up to 60fps video. pic.twitter.com/FgS8uFQGUD— OsitaLV (@OsitaLV) April 30, 2022
明るいグレーのカラーリングは、DJIが長く採用しているもので、Mini 2やOM5を思わせるものになっています。
プロペラの先端はオレンジのラバー素材となっており、Mavic 3の静音プロペラの設計を引き継いでいるようです。
またジンバルは左右からアームが伸びており、下から支えるような形状になっていることがわかります。
詳細なスペックは?
The one thing that was still missing in all of these was the #specificationsheet of the #Mini3Pro. I especially thank @rquandt for this.
If you want even more info. Join the community at https://t.co/r7tqJekV5h
Thanks for following and please #retweet this one to thank me 🙏🏻 pic.twitter.com/sE6pcfbkP0
— Jasper Ellens – 27 Leaks (@JasperEllens) May 3, 2022
・最大飛行時間34分
・1/1.3 CMOSセンサー搭載ジンバルカメラ
・焦点距離24mm
・F1.7
・静止画解像度48MP
・動画解像度最大4K60fps
・通信方式 OcuSync3.0
・アクティブトラックあり
・障害物センサーあり(前方・下部)
・上方撮影可能
・縦型撮影可能
・モニター付き新型プロポ発売予定
中でも特筆すべきは以下でしょうか。
飛行時間34分
バッテリー1本あたりの飛行時間が最大34分になるようです。(一部リークでは40分を超えるとも言われています)
Mini 2と比較するとほぼ倍増とも言える数値で、Air 2SやMavic Air 2並みの飛行時間は、フライト時の安心感につながります。数字で見る以上に快適で、かなり魅力的なスペックアップと言えます。
上方撮影可能
これまでDJIの機体は、上方を撮影することができませんでした。(産業ドローン除く)
しかしMini 3に関してはジンバルを上に向けることができるため、機体の上方を撮影することが可能なようです。
先ほど触れた機体のリーク画像からも、カメラの上が空いていることが見てとれます。
縦型撮影可能
静止画や映像に関して、縦長の形式で記録することができるようになるようです。
一見すると地味な進化に思えますが、縦動画を使用するSNSも増えてきており、まさにユーザーファーストで進化してきたDJIらしい粋な変化だと言えます。
Mini 3の発売日はいつ?価格はいくら?
リーク情報によると、5月10日前後に情報が発表される予定とのこと。
ただしこの情報自体がそもそも信憑性があるのか疑わしいと感じる人も多いと思います。
そこで、まずは「新製品が発表される可能性が高そうか」という点について、過去のDJI新製品の発表日/発売日から考えてみます。
商品 | 予約開始 | 出荷開始 |
---|---|---|
Mavic 3 | 2021年11月5日 | 2021年11月18日 |
DJI Air 2S | 2021年4月15日 | 2021年4月16日 |
DJI Mini 2 | 2020年11月5日 | 2020年11月12日 |
Mavic Air 2 | 2020年4月28日 | 2020年5月21日 |
Mavic Mini | 2019年10月31日 | 2019年11月14日 |
このようにしてみると、DJIドローンの新製品は春(4,5月)もしくは秋(11,12月)に発表/発売される傾向があります。
したがって、5月10日前後にMini 3が発表されるという情報自体は信憑性がありそうです。
発表から2週間以内に発売されるというのが定石になっていることから、早ければ5月中にはユーザーの手元に届き始めるかもしれません。
価格については、リーク情報をまとめると以下となります。
◆Mini 3【スマート送信機付属】・・・約13万円
◆Mini 3 Fly More Kit(アクセサリーセット)・・・約2.5万円
今回は通常版/コンボというパッケージではなく、通常送信機版/モニター付送信機版の違いで、予備バッテリー含むアクセサリー類を別のパッケージとして発売するようです。
どれを選ぶべき?Mini 2/Air 2Sとの比較
Mini 3が発売される場合、価格帯の近い現行のMini 2やAir 2Sと比較して「どちらを買うべきか」「買い換えるべきか」と迷う方はいるかと思います。
リーク情報通りのスペックおよび価格で発売されると仮定した状態で、3機種を比較しながら考えてみます。
Mini 3(予想) | DJI Mini 2 | DJI Air 2S | |
---|---|---|---|
最大飛行時間 | 34分 | 18分 | 31分 |
カメラ | 1/1.3インチCMOSセンサー 4K/60fps 4800万画素 |
1/2.3インチCMOSセンサー 4K/30fps 1200万画素 |
1インチCMOSセンサー 5.4K/30 fps 2000万画素 |
障害物検知機能 | 2方向(前、下) | 1方向(下) | 4方向(上、下、前、後) |
アクティブトラック | あり | なし | あり |
最大伝送距離 | ??? | 10km(日本では6km) | 12km(日本では8km) |
通信システム | O3(OcuSync3.0) | O3(OcuSync3.0) | O3(OcuSync3.0) |
内部ストレージ | ??? | なし | あり(8GB) |
販売価格(税込) | 通常送信機版 約11万円 スマート送信機版 約13万円 Fly More Kit(アクセサリーセット) 約2.5万円 |
単品 59,400円 Fly More Combo 79,200円 |
単品 119,900円 Fly More Combo 165,000円 |
Mini 3 vs Mini 2→思い切ってMini 3を選択するが吉!
Mini 3とMini 2を比較すると、やはりMini 3が上位互換となるため、価格差を考慮しても思い切ってMini 3を購入するのがよいと思います。
これまでMini 2は199gという航空法対象外の重量に大きなメリットがありました。
ただし、近く航空法が改正されその対象が100g以上の機体となる予定であり、Mini 2の大きなメリットは失われ、他の大型機と同じ土俵で比較されざるを得なくなります。
Mini 3はMini 2に近い重量で持ち運びの便利さを残しつつ、Mini 2には重量の問題で削られていた機能を搭載して小型機の完全体にまた一歩近づいた機体と言えます。
すでにMini 2やMavic Miniを持っている方は、買い換えるのもアリかもしれません。
Mini 3 vs Air 2S→ややAir 2Sに軍配か
一方でMini 3とAir 2Sを比較すると、総合的にはAir 2Sを選択した方が良いのではないかというのが現段階の判断です。
確かに、部分的に見ればMini 3の方が優っている部分もありますが、やはり小型機の大敵は風です。
フライトできる条件が狭まるという点を考慮すると、倍以上の重量があって飛行時間がそれほど変わらないAir 2Sに軍配が上がると思います。
まとめ
本記事の内容をまとめると以下の通りです。
◆予想される性能:
飛行時間34分、障害物検知機能あり
1/1.3インチセンサー、4800万画素静止画および4K/60fps動画撮影可能
上方撮影、縦型撮影可能
◆発表は2022年5月10日、価格は約10万円〜
◆Mini 2と迷っている方は待つのが吉、Air 2Sと悩んでいればAir 2Sを選択して良いかも