ドローンのフライトログとは?DJIドローンのログをエクスポートできる「AIRDATA」

ドローンのフライトログとはそもそも何なのか、どのような役割があるのか、今回紹介する「AIRDATA」というサービスではどんなことができるのかについて解説していきます。

 

ドローンのフライトログとは

ドローンのフライトログとは、一言でいえば「ドローンの飛行に関する様々な記録」ということになります。

メーカーや機体によって記録される内容は異なりますが、主に下記のような内容が記録されます。

飛行日時や飛行距離
飛行時間
飛行中の風速
飛行の軌跡
当時のバッテリー残量
GNSSの受信状況 など

フライトログの役割と現状の問題点

フライトログの役割

①今後の飛行管理や準備に活用する

ドローンの飛行中は、機体の操縦および肉眼での監視、撮影など気にしなければいけないことが多くあります。
飛行を後から振り返るうえで、何が起きていたかを思い出すのは難しいです。
フライトログには多くの情報が記録されているため、例えば「飛行のルートは効率的だったか」「風速は安全飛行可能な水準だったか」など、
今後のドローン飛行管理に活かしたり、問題があれば次回以降準備するべきことを考える上で活用したりといったことができます。

②飛行日誌の作成に活用する

(引用:国土交通省ホームページ)

2022年12月20日の航空法改正で、飛行日誌の作成が義務化されております。
「飛行記録」「日常点検記録」「点検整備記録」といった様式があり、中でも「飛行記録」には離着陸場所や離着陸時間などを記録していく必要があります。
これらの作成にも、客観的な情報であるフライトログの活用が有効です。

フライトログの現状の問題点

フライトログは多くの場合、機体や送信機内部に記録されますが、その確認やデータの取り出しには制限があることも多いです。
特にDJIのドローンにおいては、飛行に使うアプリ(DJI GO 4、DJI Fly、DJI Pilot 2など)内で確認することができますが、
そのデータを外部にエクスポートすることができない仕様になっているのが現状の問題点と言えます。

エクスポートができないと管理がしづらく、活用の幅が狭まってしまいます。

フライトログのエクスポート方法

(引用:AIRDATA 公式サイト)

フライトログを便利に活用するためには、サードパーティ製のサービスを活用していくことが不可欠です。

いくつかあるサービスの中でも、「AIRDATA」というサイトが非常に便利です。

多数のメーカーの機体に対応

Autel EVO EVO
EVO 2
EVO Max 4T
Nano Nano
Nano+
Lite Lite
Lite+
DJI AGRAS MG-1P
MG-1S
T16
Air Air 2
Air 2S
Air 3
Avata Avata
FPV FPV
Phantom 3 Standard
4K
Advanced
Professional
SE
Phantom 4 Original
Advanced
Pro
Pro V2.0
RTK
Multispectral
Inspire 1 全てのモデル
Inspire 2 Inspire 2
Inspire 3 Inspire 3
Mavic Air
Air 2
Air 2S
Pro
Pro Platinum
Mavic 2 Pro
Zoom
Enterprise Zoom
Enterprise Dual
Enterprise Advanced
Mavic 3 Mavic 3
Classic
Pro
Enterprise
Thermal
Multispectral
Matrice 100 (M100)
200 (M200)
210 / 210 RTK (M210 / M210 RTK)
210 V2/ 210 V2 RTK (M210 V2/ M210 V2 RTK)
30 (M30)
300 RTK (M300 RTK)
350 RTK (M350 RTK)
600 (M600)
600 Pro (M600 Pro)
Mini Mini
Mini SE
Mini 2
MIni 2 SE
Mini 3
Mini 3 Pro
Spark Spark
Flyability Elios Elios
Elios 2
Elios 3
Parrot Anafi Anafi
Anafi Ai
Anafi Thermal
Anafi USA
Skydio Skydio 2 Skydio 2
Skydio 2+
Sony Airpeak Airpeak S1

(参照:AIRDATA 公式サイト)

DJI / Parrot / Skydio / Autelなど多くのメーカーの機体・アプリに対応したサイトになっています。
メーカーや機種に関係なく、アカウントで一元管理できる点が魅力です。

Google Earthで確認できる形式等にエクスポート可能

フライトログをKML等の形式に変換して出力可能です。

Google Earthにインポートすると3Dで飛行の軌跡を見ることができます。
また、AIRDATA内でもメーカー純正アプリで見るよりも多くの情報を見ることができるものもあり、先述の①に十分活用可能です。

飛行ログの自動同期機能に対応

AIRDATA内で、各メーカーのアカウント情報を共有すると、飛行ログが自動で同期されます。

例えば、DJIアカウントを保有していれば、そのアカウントでAIRDATAにてログインすることで、自動的に飛行ログがAIRDATA内に同期されます。
これも一元管理できるAIRDATAならではのメリットです。

ログ100個のアップロードまでは無料で利用可能

トライアルについては、ログ個数100個が上限になっています。
数としてはかなり充実しているため、しっかりと吟味し、使いやすければ有料プランに移行することが可能です。

 

 

手軽に始められて便利な「AIRDATA」、ぜひ活用して日頃の飛行に役立ててみてください。

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